LINE証券を始めるためには、どんな手続きが必要なのか。
またLINE証券にはどんなサービスがあるのか。
LINE証券で少額投資を始めたいと思っている人に向けて、LINE証券の特徴や注意点について解説していきます。
実際にLINE証券とはどんなものかを調べ実際に口座開設して、分かったことや気づいたことも紹介していきます。
LINE証券を始めるために必要なものとは
LINE証券で株取引に必要な口座を開設して、取引を開始するために必要なものは2つです。
LINE証券は他の証券会社に比べ簡単に登録できたというのが、正直な感想です。
LINEアカウント
口座開設にあたって必要なものは普段から使っているLINEアカウントです。
ほとんどの人がLINEアカウントを持っていると思うのでとても始めやすいですね。
LINEのウォレットの「証券」という項目から口座開設に進むことができます。
メニューが増えたのは知っていましたが、実際に押したことがなかったので「こんなところから簡単に登録できるんだ」と思いました。
マイナンバーカード
登録をする際に必ず必要になるのがマイナンバーカードです。
マイナンバーカードがあれば他の本人確認書類(免許証・住民票等)は不要です。
登録方法はマイナンバーカードをスマホで撮影してアップロード。
このマイナンバーカードの撮影作業が意外に時間かかったかもしれません。
マイナンバーカードがない場合は
マイナンバーカードではなく通知カードのまま持っている場合は、補助書類(免許証・住民票等)の準備が必要です。
また通知カードを紛失してしまってる場合は、お住まいの自治体で再発行手続きをして準備しておく必要があります。
LINE証券 ヘルプセンター
LINE証券ヘルプセンター不明な点はLINEヘルプで簡単に確認できます。
口座開設には制限がある
LINE証券で口座を開設できる対象の人は20歳以上、70歳以下の人です。
また詳細は公開されていませんが口座開設には審査があります。
審査を通過したら口座開設への手続きに進むことができます。
LINE証券 ヘルプセンター
LINE証券ヘルプセンター不明な点はLINEヘルプで簡単に確認できます。
今年2022年から高校の家庭科の授業で「資産形成」が追加になります。
高校生が勉強のために投資を経験してみたい思った場合は、未成年でも口座開設できる他の証券会社を選ぶ必要があります。
LINE証券の特徴とは
以前は日本の国内株がメインだったものの、現在ではアメリカ株や投資信託なども購入可能になっています。
- IPO株
- 日本株
- 投資信託
- いちかぶ
*積み立てNISAは別の口座解説が別途必要です。
IPO株
IPOとは新規株式公開という意味で、これから株式に上場する会社の株を購入することができます。
今までの株式の実績がないために、上場時の価格がどう変動するか分からないリスクがあります。
しかしIPO株として1株1,000円で100株購入して、その後2,000円に上昇時売却すれば単純に10万円の利益が出ることになります。
大きな利益になることもあれば、逆に大きな損をする可能性もあります。
会社の利益がどれだけ出ているのか、会社の運営方針はどんなものか、どんなサービスや商品を提供しているのかを知り今後の動きを考える必要もあります。
国内株を1株単位から購入できる
国内株を1株単位から購入できるということはどういうことなのかというと。
(例)トヨタ自動車 1株2,105円(2022,1,3時点)
トヨタ自動車の株を1株2105円で買えるということです。
これが昔では100株単位、210,500円からでないと購入できませんでした。
しかしLINE証券では1株単位、数千円の少額から投資することができます。
色々な日本株を1株から購入できるのはいいですね!
投資信託が100円から購入できる
投資信託とは一つの会社の株に対して投資するのではなく、集めた資金をプロが運用し利益を出資者に還元するものです。
「世界に投資する」とか「日本全体に投資する」ということが投資信託では可能になります。
LINE証券では投資信託は100円から投資することができます。
いちかぶ
いちかぶのサービスの中には、2種類の買い方があります。
買い方を間違うと大きな損になる可能性があるので注意が必要です。
いちかぶ購入(日本株のみ)
今までは100株単位など大きな単位でしか購入できませんでした。
そうなると1株¥1,000の株を購入するにも10万円もの資金が必要でした。
これでは少額で投資をしたり初心者の人が投資をしにくいので
1株単位の購入、つまり1株¥1,000の株は¥1,000で1株購入できるのが「いちかぶ」です。
条件として購入できる時間帯に縛りがあります。
【グループAの銘柄】
日中取引:9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50
夜間取引:17:00~21:00
※ETFは夜間取引の対象外です。
※国内の三連休以上の休日が有る場合は、連休前日の夜間取引は、受注を停止します。受注を停止する場合には、お知らせにて告知します。【グループBの銘柄】
LINE いちかぶ取引ルール
日中取引:9:00~11:20、12:30~14:50
詳細はこちらのLINE いちかぶ取引ルール
いちかぶチャレンジコース(CFD)
いちかぶチャレンジコースは日本株、アメリカ株共に少額でレバレッジを効かせた取引ができます。
レバレッジは少ない元手で大きな金額の取引ができるので、利益を大きくすることも可能ですが
逆に大きな損をする可能性も同様にあります。
LINE証券のメリット・デメリット
LINE証券は1株単位の少額で株購入でき、100円から投資信託に投資ができる初心者向けのサービスです。
LINE証券の中でもできることやできないこと、メリット・デメリットがあるので解説していきます。
【メリット】株主優待がもらえる(銘柄によって異なる)
LINE証券のメリットは持っている株の株主優待がもらえることです。
- 1株だけ持っていても株主優待をもらえる銘柄(株)がある
- 100株持っていると株主優待をもらえる銘柄がある
メリットでもある株主優待ですが、ここで注意点があります。
株主優待がもらえるのは日本株の特徴でもありますが、全ての銘柄が株主優待をやっている訳じゃないということです。
先ほど例で出した1株から購入できるトヨタ自動車株は株主優待がありません。
株の購入前に株主優待がある銘柄かどうかを確認できようになっているので、株主優待を目的にしている場合は間違えずに購入することができます。
【メリット】配当金がもらえる
いちかぶで買った日本株でも、配当金を受け取ることが可能です。
1株あたりの配当金は数十円など小さな金額ですが、株を購入してから持っているだけで配当金も手にすることができます。
【デメリット】アメリカ株の購入がCFDのみ
他社のサービスでは¥1,000単位でアメリカ株を購入し、配当金まで受け取れるサービスがあります。
LINE証券は日本株のさまざまな買い方は用意されていますが、アメリカ株はリスクも高いCFDのみとなっています。
日本の企業よりもアメリカ株メインで投資を考えている人にはLINE証券はおすすめできません。
株取引の収益には税金がかかる
1株100円で購入して、1株が200円になったときに売れば差額で収益が発生します。
また配当金といって、会社が得た利益を1株あたりごとに何円という形で還元される収益も発生します。
この両方に税金がかかります。
個人の場合この両方とも20.315%の税金を支払わなければなりません。
税金の申告方法は2つ
LINE証券では税金の申告方法が2つあります。
普段給与から税金は天引きされているという方は、「特定口座の源泉徴収あり」を選ぶことをおすすめします。
LINE証券に任せる
売買で得た収益、配当金として受け取る収益に対しての税金が引かれて受け取れる方法です。
「特定口座の源泉徴収あり」がLINE証券に任せるであり、税金の計算をして先に天引きして欲しいという方にはおすすめの方法です。
自分で確定申告する
LINE証券に任せる方法と違い、確定申告が必要になります。
「特定口座の源泉徴収なし」になり税金の計算が必要になり、場合によっては所得税を納める必要があります。
LINE証券は初心者が始めやすい
LINE証券は普段使っているLINEアカウントを利用し口座開設して、国内株を1株単位で購入できるサービスです。
またAIによる価格分析や、投資のプロであるアナリストの指標も見ることができ初心者でも購入の判断がしやすく株取引ができるサービスです。
LINE証券だけでなく投資全体に言えることですが、”必ず儲かる”や”収益がずっと増える”ということはありません。
収益もあれば損失もあると理解した上で、投資を始めることをおすすめします。
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