この記事では…
・損をなるべくしない株の買い方が知りたい
・株の買い方でドルコスト平均法がいいって聞いたけど何がいいの?
こんな疑問や問題の解決策を紹介しています。
初心者におすすめの株の買い方”ドルコスト平均法”とは
決まった金額、決まった間隔で、株価に左右されず、購入を続ける方法
これがドルコスト平均法です。
(例)1万円で毎月月末に株Aを10年間買う
ドルコスト平均法とは何か?分かったうえで、なぜ初心者におすすめの買い方か解説していきます。
なぜドルコスト平均法は初心者におすすめなのか
おすすめの理由は経済の情報も、株価に影響する出来事も基本的には無視できるからです。
つまり『買う』という行動をするのみだからです。
知識のない状態で勝負に出て何十万円も損を出すよりも、ドルコスト平均法という理論的には損が少ない方法を選んだ方がいいからです。
ドルコスト平均法の仕組み
この表は変動する株価に対して毎月同じ金額で株を買った場合のドルコスト平均法と、年度の始めに一括で株を買った場合の比較です。
この表はあくまで例ですが、ドルコスト平均法の方が買った株数が多いことが分かります。
株の資産とは
持ち株数 × 1株あたりの単価 = 資産としての金額
持っている株数が多いほど、資産としての金額は大きくなります。
株の単価¥4,000の時の資産金額の差
【ドルコスト平均法】
46株×@4,000=¥184,000
【一括購入】
30株×@4,000=¥120,000
買い方の違いで¥64,000の金額差が出ます。
ドルコスト平均法のメリットとデメリット
これまで紹介した内容であればドルコスト平均法はメリットだけと思われるかもしれません。
しかし物事は表裏一体でメリットもデメリットもあります。
ドルコスト平均法のメリット
・悩まないで株を買える
・損をできるだけ減らせる方法
・情報や知識をほとんど必要としない
株投資を始める初心者向きですし、長期で資産を作りたい方が多くこの買い方で株を買っています。
ドルコスト平均法のデメリット
・大きなチャンスを逃す可能性がある
・損をする可能性がある
・途中はマイナスの期間が長い場合もある
ドルコスト平均法は大きなチャンスを手に入れたい方には不向きです。
大きなチャンスとは大きな利益です。
また損を少なくする方法ではありますが、結果損する場合もあり得ます。
10年、20年単位では利益が生まれていても1年や2年など短い期間では損をしている場合もあります。
ドルコスト平均法以外の株の買い方は?
株の買い方は他にもあります。
大きく分けて2つをご紹介します。
分散投資
ドルコスト平均法のように損をする可能性を減らす買い方として分散投資があります。
分散投資とは一つの株だけでなく、買う株を分けて投資する方法です。
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集中投資
一つの株に絞り投資をする方法です。
株を発行している会社の将来を見極める能力が必要になります。
また大きな利益を上げることができますが、大きな損を出す可能性があります。
まさに「ハイリスク・ハイリターン」です。
ドルコスト平均法Q&A
Q1、毎月どれぐらいの金額で株を買えばいいの?
特に決まりはありません。
¥1,000~日本株もアメリカ株も買えるサービスもあります。
最初は投資を続けられる金額からスタートすることをおすすめします
Q2、ドルコスト平均法は儲かるの?
投資全体的に言えることですが、100%儲かるというものは存在しません。
ドルコスト平均法は大きな利益を手に入れる方法ではなく、極力損をする可能性を減らすための買い方です。
Q3、株を買う間隔はどれぐらいがいいの?
2週間に1回、1ヶ月に1回、2ヶ月に1回、3ヶ月に1回など長期で続けられると思った間隔でOKです。
Q4、株の価格が下がるときまで待って買えばいいの?
株価が下がれば高いときよりもより多くの株を買うことができます。
しかし株価の変動を気にして心身が疲れてしまうこともあります。
下がっているときに買った方がいいけど、気疲れしてしまうのならやめた方がいいです。
Q5、投資ではドルコスト平均法が一番いいの?
投資で最も大きな利益をあげられるのは集中投資です。
これから伸びるであろう会社に資産を集中投資して、会社が成長したら大きな利益を手にすることができます。
ドルコスト平均法のまとめ
ドルコスト平均法はあくまで一つの株の買い方『手段』です。
・初心者におすすめ
・株価を気にしないで買える
・投資の知識や経験がなくてもできる
・損する可能性を減らすことができる
・長期的な投資方法
・長期的には利益にもなる可能性が高い
100%得するか、損するか分からないのが投資です。
ドルコスト平均法を一つの手段として知っておくと資産を作る手助けになります。
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