分散投資のメリットとは?損失のダメージを分けること。一つだと倒産したら投資額は0円になります。

少額投資

株の投資を始めよう!と思ったときに色々な疑問が出てきます。

「株ってどれを買えばいんだろう?」

「資金の10万円全部同じ株を買って株価が上がるのを待てばいいのかな?」

「株は損をすることもあるって聞いたけど、できるだけ損をしない方法はあるのかな?」

疑問が残ったまま株投資を始めてしまうと…

”勝負をかけて株を買って資金の半分を失う”

”知らない株を買ってずっと株価が上がらない”

”社会情勢が変わり資金を失う”

これらの「損する確率」を下げて、株式投資初心者が大きな損を出さない方法をご紹介します。

分散投資をするメリットと理由

「損する可能性を減らす」ための投資方法は分散投資と言われています。

大まかに表現すると投資先を分けておくことです。

なぜ分散投資で投資先を分けておくことが、損する可能性を減らすことになるんでしょうか。

分散投資は大きな損を防ぐことができる

下のグラフは10万円の資金を一つの株に集中して投資した場合と、2万円づつ5つの株に分けて投資した場合の例です。

集中投資と分散投資の例

一つの株に投資をすると、株価が下がったときに資金も減ってしまいます。

しかし分散投資であれば下がる株も上がる株もあります。

あくまで例ですが、分散投資をすることで大きな損をせずに済みます。

読めない値動きを無視できる

値動き例

先ほどの例の中で5つの株がどのように動いていくか初心者が予想することは難しいです。

経済の状況、企業の活動など様々なデータを分析しなければいけません。

株価の値動きが読めなくても、例のグラフのように大きな損をする可能性を減らすことができます。

分散投資は少額からスタートしたほうがいい

たとえ分散投資といっても1万円・10万円・100万円と投資をする金額によって増え方も減り方も違います。

まずは少額から投資をすることで、投資についての知識をつけたりデータの分析をして予想と結果の比較をする時間を作ることをおすすめします。

すぐに大きな利益を得るためではなく、確実に資産を増やしていくため小さく始めて慣れてきたら大きくしていく方がリスクが少ないと言えます。

分散投資でデメリットと呼べるものは?

分散投資は損をする可能性を減らすメリットがありますが、デメリットもあります。

デメリットも知ったうえで分散投資をするかどうかを選択してください。

短期的に大きな利益は得られない

分散投資は短期的に大きな利益を得ることは難しいです。

そもそもが大きな利益のためでなく、損をする可能性を減らすためだからです。

次のグラフで比較してみてください。

集中投資の利益例

A株が急成長した場合、集中投資の方が利益が大きく分散投資の方は利益が小さくなります。

「分散投資の枠」が決まっていると損をする可能性がある

例えば日本国内の株3つに投資することは分散投資になりますが、”日本国内”という枠の中での分散投資です。

日本が不況になってしまうと、株価は下がり、損だけを発生させる可能性があります。

分散投資の考え方

分散投資の目的は一つの株に絞って投資するのではなく、損をする可能性を減らすために分散を上手く行うことにあります。

①投資する株は国を分ける

分散投資は日本株やアメリカ株など国も分けて投資をする方が損をする可能性を減らすことができます。

特定の国の株で分散投資をしても、その国が不況になってしまえば全体的に株価は下がることになります。

②投資する会社は業界を分ける

・飲食業の株で分散させる

・金融業の株で分散させる

・通信業の株で分散させる

・製薬会社の株で分散させる

・建設業の株で分散させる

同じ業界は分散投資をしていても、株の上がり下がりは似た様な変動をする可能性があります。

集中投資と分散投資の違い

ここまで損をする可能性を減らす分散投資について紹介してきましたが、利益を大きく得る方法として集中投資があります。

この2つの投資方法について解説していきます。

集中投資は狙いを定める手法

集中投資とは分散投資の反対で、1つに狙いを定めて投資をすることです。

まとまった金額を全て一つに投資することで、株価が上がったときには大きく利益を得ることができます。

しかし集中投資はこれから伸びる株に投資をする必要があるため、どの株が伸びるのかを見極めるセンスやデータ分析が求められます。

分散投資は全体的に勝てるように色んな場所に種子を蒔く手法

分散投資はどこかの株の値段が大きく下がっても、違う株の値段が変わらない、または上がることで平均的に損を減らす投資方法です。

植物の種を撒く時は、一粒だけを撒いて芽が出るのを待つのではなくたくさん撒きます。

理由は芽が出る種と出ない種があるからです。

そして芽が出ても育ちがいいものと悪いものがあるので、間引きをして育ちがいいものを残して収穫をします。

分散投資も同じく、平均的に大きなマイナスを減らすことができる方法です。

分散投資のまとめ

分散投資は損する可能性を減らすことができる投資方法です。

だからこそ初心者が投資を始める際は分散投資の方がいい。

利益を生み出すことが投資する目的ですので、ずっと分散投資だけでは利益が増えにくいかもしれません。

投資というものに慣れ、情報収集や世の中の動きなど知識やスキルが身についてから集中投資にシフトいくと大きな利益を手にすることができるかもしれません。

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