株の勉強をする初心者に必要な知識

投資知識

株を始めようと思ったとき、「何から勉強すればいいか分からない」

どんな知識を持っておけば株を始めるにあたって十分なのか。

そんな悩みを持った方へ向けた記事です。

この記事から分かること

  • 株式投資の基礎知識
  • やってはいけない勉強法
  • 投資の経験値を上げてルールを作ること

初心者が株の勉強する前に必要なこと

「株式投資をしたい」と思って勉強を始める前に、まず株投資をするにあたってメリットとデメリットを知ることはとても大切です。

なぜなら大きく利益を出せることもあれば、大きな損失を出す可能性があることを理解するためです。

また短期間で大きな利益を得たいのか、数年〜数十年など長い期間で堅実に資産を増やすのかによっても勉強することは変わってきます。

株式投資のメリット・デメリット

”投資は確実に儲かる”というものではありません。

まずは基本的なメリットとデメリットをご紹介します。

【株式投資のメリット】

①貯金するよりも資産が増えやすい

②投資で得た利益を再投資することで複利が得られる

③大きな利益を生むことがある

【株式投資のデメリット】

①元本割れが起こりうる

②利益には必ず税金がかかる

③大きな損を生むことがある

長期投資と短期投資

投資には利益を確定するまでの期間の長さで、長期投資と短期投資に区別されます。

長期投資とは投資をしてから利益を確定する期間が数年~数十年です。

具体的な投資方法はこちら。

①積立投資

②NISA

逆に短期投資とは投資をしてから利益を確定する期間が数時間や数日です。

代表的なものをご紹介します。

①デイトレード

②FX

長期投資をするのか短期投資をするのかを決めてから、必要な知識の勉強をはじめましょう。

株式投資の勉強を始めるための5ステップ

投資方法についてイメージができたらもう少し深掘りして、何を勉強するかを明確にします。

手当たり次第本を読んでも知識にはなりますが、必要な知識が欠けてしまうかもしれません。

①投資の目的を決める

「お金が欲しい」「楽して稼ぎたい」といった理由でもいいです。

まずは目的を決めることが投資を続ける理由になります。

②安定重視か収益重視かを決める

投資のリスクを表すものが一般的に2つあります。

  1. ハイリスク・ハイリターン(収益重視)
  2. ローリスク・ローリターン(安定重視)

短期投資はハイリスク・ハイリターンであることが多く、長期投資はローリスク・ローリターンであることが多いです。

自分はどちらを選ぶか決めましょう。

③投資額、投資頻度を決める

株式投資をするには投資するために資金が必要です。

昔は最低数十万円~数百万円のお金を投資しなければなりませんでした。

購入数も100株単位からと決められていて、誰もが株式投資をできる環境が整っていませんでした。

しかし今はスマホの投資アプリと銀行口座があれば¥1,000~株を買うことができます。

【関連記事】

初心者でも簡単に勉強でき投資できるスマホアプリ「Pay Pay証券」

まず投資額を決める際には、必ず投資できる金額を決めます。

その金額は数万円でも、数千円でもできる範囲で大丈夫です。

基本的には余剰資金を使うことがおすすめです。

なぜなら生活費を無理やり削ったり借金をしたりすると、利益が出ないことにイライラして投資をすること自体がストレスになります。

長期投資の場合には投資頻度を決めることも大切です。

理由は投資をコツコツ続けるためです。

数百万円や数千万円の金額であれば一度見込んだ株に投資するのもありですが、投資をこれから始める人には失敗する確率の方が高いのでおすすめしません。

④投資の媒体を決める

自分の投資にあった媒体を決めるもの大切なことです。

投資する媒体を選ぶ際に気をつけること。

・投資可能額はいくらから

・スマホ、パソコンの画面が見やすいか

・手数料、入金の仕方

【関連記事】

LINE証券で少額投資を始めたい。必要なもの、注意点を解説。

⑤必要な情報から勉強する

ここまで決めてきたら、必要な情報から勉強することができます。

株の長期投資をするのに「短期的なチャートの見方と予想の仕方」を学んだりしなくてよくなります。

後々色々な知識を学んでいくことは必要ですが、まずは必要な知識を決めることで投資をすぐに開始することができます。

投資方法の入門知識

投資には色々な投資方法があります。

投資の仕方として基礎的な入門知識を解説していきます。

ドルコスト平均法

投資のリスクを下げる方法としてドルコスト平均法という投資方法があります。

初心者にも分かりやすい基礎的な投資方法です。

【関連記事】

投資で損をする人はやってないドルコスト平均法。メリットとデメリットを解説。

分散投資

こちらも投資のリスクを下げる方法です。

一つの株に絞って全額を投資すると、株が値を下げた分損をしてしまいます。

そういったリスクを回避するための基本的な方法です。

【関連記事】

分散投資のメリットとは?損失のダメージを分けること。一つだと倒産したら投資額は0円になります。

初心者がやってはいけない株式投資の勉強法

株式投資をしっかり勉強しようと思っても、少し待ってください。

投資の勉強とは「儲かる情報をすぐ手に入れる」ことではありません。

そもそも儲かると分かっている情報があるとすれば、それは詐欺かインサイダー取引かのどちらかです。

高額なセミナーを受ける

株式投資には高額なセミナーが存在しています。

しかし株式投資を始める人にとって、いきなり高額セミナーを受けることはおすすめできません。

なぜなら株式投資の基礎を教えてくれるわけではないからです。

基礎を教えてくれるのであれば、そもそもそんな高額なはずがありません。

「この方法で高いリターンを得られます」という内容が高額なセミナーの内容です。

しかし投資の世界に高いリターンを得られる確証は存在しません。

”絶対儲かる”という情報

何度も繰り返しになっていますが「絶対儲かる」という情報には惑わされないでください。

毎日世界で起こる出来事によって、いつ株価が急落したりするか分からないのに絶対は存在しません。

株式投資と聞いて多くの人は「絶対儲かるならやる」と考えます。

しかし”絶対儲かる”はないのです。

儲からないのならやらないと思っている人は投資すべきではありません。

無理のない投資方法を学ぶ

生活費から投資資金を捻出したり、借金したりして投資することはおすすめできません。

お金が足りなくなったら投資できなくなるし、借金の利息の方が投資のリターンより多い場合損失になってしまいます。

最も有効な方法は、給与が入ったときに決めた一定額を投資に回すという方法です。

この方法であれば無理をして捻出したお金でもないし、利息がかかる借金でもないのでずっと投資資金として運用していくことができます。

今の時代は¥1,000~投資ができる時代なので、大きな金額(例えば100万円)をいきなり投資する必要もないからです。

月に数千円だれば月収20万円~30万円の貯金がない人でも投資はできます。

【関連記事】

貧乏人でもできる年間6万円投資貯金

投資は経験値を積み上げるのが重要

何も考えず、仮説も立てず、情報も集めないでただ投資することは経験値になりません。

最初は株式投資を体感するために「とりあえずやってみる」

しかしある程度慣れてきたら考えながら株価の変動に影響を与える要因を探しながら投資をすることで、投資経験値があがっていきます。

投資のルールを作る

投資の世界に「正解」はありません。

何に投資をすればいいのか?も「正解」はありません。

答えは一つではないからです。

投資方法やスタイルも人それぞれです。

投資は日本株なのか、アメリカ株なのか、または投資信託なのかも人によって違います。

ここで大事なことは「自分の投資ルール」を作ることです。

(例)

・毎月1万円はアメリカ株2つに投資する

・利益が1万円を超えたら買い増す

・基本はドルコスト平均法で10個の株を毎月同じ金額で買う

経済や社会の動きを観察する

株価は社会の動きや制度の改定、自然災害やスキャンダルなど様々な要因でできています。

・投資家が資金を引き上げている

・アメリカ大統領選挙が終わり市場への期待値が高まってきた

こういった話はニュースでも聞いたことがあると思います。

そして株価や為替に影響を与えます。

だからこそ株価の値動きばかりを見ているのではなく、社会の動きも観察する必要があります。

情報を生かして投資してみる

学んだこと実践して出た結果などを元に投資をすることで、投資の経験値を上げて投資を理解できるようになっていきます。

知識を学んでも使わなければ価値がないのと同じで、「知っている」から「やっている」「できる」

まで情報を生かすことが大切です。

【実例】アメリカ 株の少額投資

実際に月¥5,000の少額投資を分散投資・ドルコスト平均法で投資した結果がこちらです。

【関連記事】

毎月¥5,000を少額投資して、アメリカ株を8ヶ月間買い続けた結果は!?

まとめ

投資をはじめようと思ってから何を学べばいいか分からなかった実体験から記事を書いてみました。

”学ぶ前に走り出した”が僕のスタイルでしたが、今の投資は未成年でもできますし沢山の資金がなくても可能です。

とても身近になった投資を「分からない」や「怖い」で避けることは機会損失になります。

無理な投資をせず、楽しみながら投資を実践してみてください。

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